研究室一大事

先生が、怒る。あんなにクールに、だめ出しをして、怒りをあらわにしたのは、初めてじゃないか。

こちらとしても、どん引きで。自分の研究を引き継ぐ後輩がだめ出しを食らう。まさかそこでどつぼにはまるとは思わなかった。標準偏差くらい、しっておこうよと言いたいけれども、言えない自分。言えなかった理由には、自分も4年生の頃にはそれができなかったからとか、そういうのも半分くらいしめるけれども、事前にそこでフォローを出せなかった自分に腹が立つ。

もしかしたら、そこまできめ細かいフォローをしていては、だめなのかもしれない。千尋の谷に我が子を突き落とすライオン。でも、それができずに、甘えを許して、助け船を出してしまう自分。罪を自分にかぶり、自分の精だという自分。弱い。

社長がblogに書いていた。2年前、4年生の時。がんばっているから、と先生がご褒美をくれた時。実際、そんなつもりで、作業をしていたつもりは全くない。でも、出てきた、シュークリーム。ものすごく、重みがあった気がする。正直、うれしかった。がんばっているから、そしてこれからもがんばってくれ、というのがシュークリームの出てきた理由だったはずだ。2年ほどたった今でも、がんばれているんだろうか。がんばるって、なんだろう。がんばらせるって、どういうことだろう。

人の上に立って、物事を教えたり、アドバイスしたり、警告をするということに、自身がなくなった気がします。もう少し、厳しく行った方がいいんだろうか。そのためには、自分の体質改善も必要だ。

がんばるの意味は、つかめないままでいるけれども、とりあえず、がんばろう。